思春期と倦怠期

書きたいことを書くだけ!

松屋、いこうぜ?(イケボ)

人に伝えない限り、なかったことと同じになる。

 

君が道端で転んで涙を流しても、世界中のみんなは知ったこっちゃない。

みんなはいつもと同じように、友達と酒を飲んだり、君の悪口を言ったりしている。

 

君が「死にたい」と呟いたとしても、数秒後にはコカコーラの楽しいPR広告に埋もれていく。

芸能人のおはようというツイートに1万いいねがついているのに、君の「助けて」にはRTもいいねもリプライもDMもない。それどころか、鍵垢で晒されて、「メンヘラww」と笑われる始末だ。

 

君が「死にたい」と呟くのを我慢して「今日も一日楽しかった」と呟いたとしても結果は同じことだ。君の些細な変化や努力さえもどうだっていいのだから。

 

 

一人は虚しい。

 

 

もし。

もしも君のおはように「おはよう」という人がいたのなら。

君の失敗を笑ってくれる人がいたのなら。

君は、どうやって今日の出来事を話そうかってワクワクするだろう。

 

「ねえ、桜が綺麗だよ」

と指を指して「そうだね」と言ってもらえるだけで、君の永遠にも思われた虚しさは吹き飛んでしまう。

こんなに簡単なことなんだ。

 

でも気をつけろ。言葉のキャッチボールにはしゃいでいたら、今度はすれ違いの恐ろしさがやってくる。

 

友達の「死にたい」になんと言おう。「助けて」なんて言ったら面倒がられてしまうかな。

 

君は怖くなって、せっかくできた友人も手放してしまうかもしれない。考えることに疲れて、人に話すことを諦めてしまうかもしれない。

 

でもね、そんなことは絶対にしないほうがいいよ。

 

そのうち何も考えなくなって、膨大な数の罪悪感と悪口が君に襲いかかるから。

 

めんどくさいことは考えなくていいよ。

君が転んだ時には、うまいもんを食えばいい。そうしているうちに気分が明るくなって自分なりの幸せを見つけていけるようになるから。

 

ちょうどいいお店を知っているんだ。

大体どの駅の近くにもあって、たらふく食べられて美味しいお店。

松屋」っていうんだけど、知ってる?

松屋