思春期と倦怠期

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【スーサイドスクワット】の分析(ネタバレあり)

こんにちは、小嶋です。

 

今日はメモ帳に書いた映画の分析をそのまま載せます。まだまだ未熟ですが、これからブラッシュアップしていくぜ!

脚本の勉強をしていてスーサイドスクワットを観た人なんかはぜひ。

ネタバレありなのでちょっとしたから始まるよー。

(キャラ名などは曖昧なまま書いてます。。。愛がないわけじゃないのですが、今日は時間がないのでお許しを...。次からはちゃんと思い出してから書くようにするね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【スーサイドスクワット】 

スーサイド・スクワッド(吹替版)

スーサイド・スクワッド(吹替版)

  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: Prime Video
 

 

【ログライン】

魔女の恋人で正義感が強い特殊部隊の隊長が、極悪人たちとチームを結成して最強の魔女を倒しにいく話。

 

 

【構成】

1幕

・囚人たちが抵抗しながらも酷い目に遭わされている(状況説明と同情で応援させる)

・上の立場のボスがレストランで極秘にスーサイドスクワットの計画を提案する。各囚人の紹介と魔女について

・国の重要な人物が集まる会議で、提案する。魔女と心を結んだ特殊部隊の人をダシにする。

・実際に囚人たちに会いにいく。計画が始動する。

・テロ事件が発生。電車の中で姉が逃げて、弟が復活。超人的な力が出てきてしまう。(きっかけ)

・スーサイドスクワットの結集が決まり、体調とともに任務に向かう。みんな爆弾に入れられる。

・嫌々言いながらも首に爆弾があるからやることに、反旗をヒルがえたものは実際に殺される。(悩みの時)

 

2幕

・敵が街中に現れて戦闘が始まる。隊長が捕まるが、隊長が捕まったら死ぬと言うことで救出

・敵の本拠地と言われるビルに乗り込む。ハーレイが単独で乗り込み、ジョーカーとの思い出を振り返る。

・上階で、待ち伏せされた敵もファイヤ使いの力で殲滅。

・屋上でボスを救出。(ミッドポイント最高潮)

・騙されたことに怒り殺そうとするが、端末で脅される。

・ヘリコプターで救出かと思いきやジョーカーが乗っ取っていた。ハーレイは脱出。爆弾も解除済み。

・狙撃手に撃てと命令するが、わざと外してハーレイが助かる。

・その後、ヘリで撃墜し、次のヘリで救出されるが、撃墜される。

・任務がまだ終わっていないとして助けに行くと、そこで極秘ファイルが見つかる。

・騙されていたことを知った悪人たちがいっぱいやってくるとしてグレる。(全てを失って)

・酒飲み場で、お互いの過去について語り合った後に、主人公がやってきて、説得する。家族への愛など。そして自由を約束することで心でぶつかる。

・リーダー格の心と、ハーレイの心が動き、全員でエンチャントを倒しに行くことに

 

3幕

・作戦として、爆弾があるから、それを地下から撃ち込むとする。怪物地下に行き、回収。

・全員で本拠地に乗り込むが既にばれていて、戦うことに、弟として最強の敵が出てくる。

・防戦一方なところ、ファイヤ使いが本気の力を使って、爆弾の下に押し込む。負けそうになったところで爆弾を起動。

・その後、姉が襲ってくる。それなりにいい戦いをするが、力で武器を全て奪い取られて選択を迫られる、

・首を垂れた振りをして、ハーレイクインが落ちていた刀で切りつけ心臓を奪う。

・心臓をつかてエンチャントを脅すが、結局握り潰すことになる。

・愛人は死んだかと思ったが、なんとか生きていて、ハグをする。

・全員自由になったかと思われたが、ボスが出てきて、全員の拘束を決定。ただし、リクエストを聞いてくれると言うことでいろいろ要望

・娘と会うことができたヒットマン。しかしつかのまのもの、他には少し自由な囚人生活。(OPとの対比)

・最後にハーレイだが、ジョーカーが助けに来て、終わる。

 

・エンドロールの後に、ボスがバッドマンに情報の提供していて、次のヒーローたちが集まる映画への続きを示唆するところで終わる。

 

 

【構成の分析】

・任務はボスの救出とラスボス討伐と2つに分けられるので綺麗な3幕になっている

・サブプロットとしてジョーカーの存在があるため、短調な展開を回避している。

・主人公と敵が恋人という設定のおかげで、主人公への応援度と目的達成にかける思いを強化している。

・任務自体は大きく分けて2つだが、街中での討伐、ビルでの戦闘、ヘリコプター、ラスボス、など、細かにシーンが別れていたので、飽きがない。

 

【テクニック】

・(構成)ヒットマンとハーレイクイーンがリーダー格となり、3幕に行く前に主人公に説得させる

→集団の心を1つにするのは難しいが、リーダーを説得すれば集団を動かせる

[集団を説得させるときにはリーダーを責める。反対に反発するときもまたリーダー、または位が高いものが主導となる]

 

 

・(ストーリー)悪人たちの悪を働く動機がヒットマンは娘、ハーレイはジョーカー、ファイヤ使いは家族のトラウマもある、と言ったように家族が主軸になっていた

→本当の悪人(ジョーカーなど)であれば、協力してラスボスの魔女を倒すのはかっこ悪いが、手段としての悪がある人なら、応援したくなる

[悪人に善な行いをさせるときは、真の悪人にすると魅力が減るため、悪事を働く動機に気をつける]

[敵味方含めて、目的の動機に家族という共通のテーマがあることで、説得にシナジーが生まれるだけでなく、映画のメッセージ性も増す]

 

・(キャラクター)ハーレイはジョーカーのために、服従すると見せかけてしない、ヒットマンは娘のトラウマを克服するなど、ラストのシーンでキャラの成長が行動として現れている。

→成長前と成長後が無理やりながらも行動やフラッシュバックで表現されていることで、成長がわかりやすい

[成長前と成長後での行動をプロット段階でも意識することで、ラスボス討伐時の盛り上がりを作っていく]

 

・(セリフ)ヒットマン「俺は外さない」→「悪い、はずしちまった」

→俺は外さないという言葉で緊張感を高めた後に、真逆のことを言うことでユーモアがます。一石二鳥。

[やりたくないことをやるときに、葛藤のセリフを吐くだけでなく、あえて嘘をつくことでユーモアのあるシーンになる 例「ああそうさ、俺はお前が嫌いだ」→「でも今は、大好きだ」とかもあり](エビオ構文じゃね?)

 

・(構成)極秘情報が漏れて、悪人たちが仕事を辞めると言い出した後に酒をいっぱいやった。主人公は爆弾の操作端末をぶっ壊して、リーダーに娘の手紙を渡して説得。

→酒の力で落ち着いて、かつ本音を語り合うことで連帯感が増す、説得時には、サブプロットと過去の話をリンクさせることで気づきを促す。

[全てを失ってから立ち直るときには酒をいっぱいやって、本音を語らせる。その後、サブプロットとキャラの過去の2つで説得する(ア・フュー・グッドメンも同様の手口)]

 

・(小道具)悪人御用達の制服に着替えるシーン

→悪人たちだけでなく、観客もワクワクし気持ちが切り替わった。

[制服には気を引き締める効果がある。また、この制服を着るときは人が死ぬときだけなどの意味をつけることで制服を着るだけでキャラクターの覚悟を感じることができる]

 

・(小道具)ヒットマンに手紙を渡して説得した

→過去を想起させるには思い出の小道具が効果的

[過去を思い出させるとき、相手への感情を思い出すときには思い出の小道具を用いる。(そして父になるのカメラなども同様だった)]

 

・(キャラクター)極秘情報が漏れて人が離れる理由が、尻拭いをするために騙されていたと言うプライドを気付けられることだったこと

→主人公と対立する理由が、敵が強大すぎるからなどではないところが悪人的でよかった。

[対立の原点には、必ずキャラクターならではの価値観でむきあう]

 

 

 

以上!

きっとまだまだあるよね...!

どんどん気づいて書き留められるように頑張りやす!

 

それじゃあ今日はこの辺で!バイバイ!!