思春期と倦怠期

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帰ってくるからヒーロなんだ! 映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士」の感想!

 

 

こんにちは、こじぽんです!٩( 'ω' )و

 

今日は、映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士」を観たので、その感想をつらつらと書いていきます!!

(ちょっとだけネタバレありかも?) 

13時間ベンガジの秘密の兵士 (吹替版)

 

どんな映画?

一言で言えば、どんぱち銃撃戦を繰り広げるノンフィクション映画です!

 

物語はリビアにおける『2012年アメリカ在外公館襲撃事件』が元となっています。

ja.wikipedia.org

 

当時、アメリカが製作したイスラム教を侮辱する映画への抗議を動機に、ベンガジにあるアメリカ領事館が襲われます。

その救出に大活躍した6人の戦士たちが物語の主人公です。

 

もうね、領事館が襲われるっちゅうことで、火が上がるわ、銃声が上がりどんぱち、どんぱちだわででお祭り騒ぎです。

しかし、非現実的なんだけどもそれが本当にあったことということなので、なんとも言えない気持ちにさせられます。

 

ただ、メッセージ性の強い戦争映画よりはエンタメ要素が強いと思います。

 

良かったところ

私がこの映画で特にいいと思ったところは、世界観のわかりやすさにあります。

お話の内容自体は、正直よくわからなかったのですが(CIAとか、秘密基地とかは日本にいると疎くて.....)、強ければ生き、弱ければ死ぬというわかりやすい暴力があったおかげでハラハラ、ドキドキしながら見ることができました。

 

誰も思いつかないような戦略でピンチを切り抜けるとかそういうことはなく、淡々と現実的な絶望状況が続くのですが、「13時間」の緊迫状態が生み出すハラハラ感が退屈に感じさせませんでした。

 

物語の技術として、わかりやすい伏線を張っておくことで、次に何が起こるのかハラハラさせて飽きさせないというものがあるのですが、

この映画の場合はより直接的に「いつ攻撃がくるかわからない」ハラハラ感があったんですよね。

このように、飽きずに画面を見ていられる『暴力』という世界がとても良かったです。

 

帰るために行ってくる

最後に、この映画を通して得た学びとして、「帰るために行ってくる」という価値観を紹介したいと思います。

 

この映画の最後に、

 

「これだけの奇跡を起こした俺たちだぜ? 報酬は?」

「家に帰れる」

 

というやりとりがあるのですが、このシーンがこの映画で一番伝えたいことを表現しているように、僕は感じました。

つまり、どれだけすごいことをしたとしても、家に帰れることが一番の幸せだったりするんですよね。

 

軍人に限らなくとも、仕事で大成功した人も、大義名分をあげた人も、そして抗議のために領事館を襲った彼らでさせ、一番の目標は無事に家に帰ることだったと思うんです。

家に帰って、恋人や家族や友人に「やったよ!」って報告して、稼いだお金で美味しいものでも食べて笑い合う。そのために僕たちは社会であれ戦場であれ戦っているんだと思います。

 

よく、オリンピック選手なんかも金メダルを取った後に「早く家族にメダルを見せたい」とインタビューで語っていますよね。

彼らもきっと「やったよ!!」と大切な人と喜びを分かちあうために頑張ってきた部分があるんじゃないでしょうか。

 

「帰るために行ってくる」僕にとってこの考え方を知れたことが、この映画を通して得た一番の学びでした。

 

もちろん、家族や友人も少なく独り身の人はきっと違った価値観で日々を戦っているのだと思います。

でも、大切な人がいる人は改めて自分はなんのために戦っているのかを考えて欲しいですね。

果てして抗議のために命を落とすことが、本当に自分がしたいことなのか......。

 

チベット焼身自殺もそうですが、 優先順位を忘れないで生きていきたいものです。