なぜ、子供はわざと遅く歩くのか
こんにちは、小嶋瞭太です。
先日、道の途中で、ものすごくゆっくりと歩いて母親を困らせている子供を目撃しました。
母親は赤ちゃんを抱っこしていて、遅く歩く子供は3〜4歳くらいです。
普通に考えたら、お母さんのためにもちゃんとしてあげて!と思うのですが、
僕にはその子供の気持ちが痛いほど伝わってきて、なでなでしてあげたくなりました。(もし本当にやったら捕まるけどね!)
深読みしすぎなのは分かってていうのですが、僕にはその子供が、「普通に頑張るだけでは周りに追いつけないから、できないことで愛をもらおうとしている」ように見えたんです。
本当はお母さんのためにも頑張るべきで、そうすることで母親からも周りからも愛されるいい子になるのがベストではあるんですが、その子はきっと頑張ることに疲れてしまったか、頑張り切るのが難しかったんだと思います。
頑張れていない自分というのは、周りからもっと頑張れ!と言われ続けるだけの一番しんどい状態で、愛をもらえるどころか叱責を受けることがほとんです。
だから、その子は、頑張ろうとしている自分も、頑張る自分も放棄して、できない自分になったんだと思います。
できない自分なら、他人からやり方を教えてもらうこともあるし、なんでできないのか、やらないのかを知ろうとして周りの人がたくさん構ってくれます。応援してくれます。僕みたいに共感してくれる人もいます。だからできなく、成るんです。
こうして考えてみると、できない自分って案外愛せるんですよね。
赤点取りまくる高校生だって、友達とワイワイ騒げるし、赤点とっているからこそ仲間に入れているみたいなところもあります、先生からも長い時間指導してもらえるし、少し努力して普段より良い点をとったら、その子のことをいっぱい褒めます。
できないって実はすごくおいしい立場です。
これを聞いてみなさんはどう思いましたか?
そんなんじゃ社会には通用しない? 無意識のうちにできない自分にしがみつき、できる自分になるのが怖いことに気がついた?
いろんな解釈があると思います。
でもね、僕が今日言いたいのはこれだけ!!!!!!
わざと遅く歩く子供のSOSに気がついてやれ!!!!!
です。
やらないのは怠惰なのか。できないのは才能なのか。
本当はもっと別の意味を持っているんじゃないのか。どうか深くまで見つめてほしい。
子供に限らず、お母さん、お父さんもそうよ。
どうしてうまく子育てができないのか、ついつい怒ってしまうのか。
怠惰が全ての原因じゃない。
周りの圧に負けて、できない自分になるしかなかったかもしれない。
愛情を注いでも見返りがないことに疲れたのかもしれない。(綺麗事はいい)
できない、やらないにはいろんな要素が詰まっている。
だから、何もかも怠惰だ!って思わず、言わず、自分も他人ももう一度見つめてみるといいよね。
ということで今日はこの辺で!!!
ばいばい!!!!!