思春期と倦怠期

書きたいことを書くだけ!

両思いの考察

「同じ時間を共有し合えるなんて奇跡だよ」

 

大学生1年生の時、中庭で友達と楽しそうにご飯を食べている人たちを見てこんなことを思っていた。

自分には一緒に食事を取りたいと思う相手もいなければ、思われる相手もいなかったから、そのどちらもクリアしている人たちが大勢いることには正直驚いた。

なんで誘われるのか、なんで誘えるのか、なんで誘われても行くのか。

その全てが不思議だった。

友達と時間を過ごすことさえこんな認識なのだから、ましてや恋人と時間を過ごすなんて宝くじに当選するよりも難しいことのように思える。

何せ、友達は複数持てるけど恋人は一人きり。既にいる人も大勢いる状況でどうやって恋人なんて作れるんだろうか。

 

 

でも、その後の4年間を通して考え方が変わった。

実際に遊びに誘われたり、誘ったりしていく中で気がついたのは、案外みんな時間になげやりだってことだ。

馬鹿にしているとかではなくて、むしろ自分を卑下している。要は、自分の理想が高すぎたって話。

 

みんなこの人とご飯を食べよう!恋人と会おう!ってことにウッキウキのウッキーな気持ちになっているわけではなくて、「まあ、いいかな」くらいの気持ちで応じていることがほとんだった。

これはきっと偏見なだろうけれど、こういう受身なタイプが9割と1割の積極的なタイプで世の中の人間関係は成り立っているように思う。

今までは10割積極的なタイプでお互いの気持ちが衝突した時に、ようやく両思いの時間を作れると思っていたわけだからこれは大きな気づきだ。

 

それに、残り1割の誘う側タイプにも大きな誤解があったと気がついた。

今までは、寂しい!あの人が好き!誘っちゃーっと!っていう自分志向な人しかいないと思っていたけれど、誰かを誘う理由にはいろんなタイプがあった。

例えば、エンタメタイプ。私が誘うことでみんなとの時間が生まれることに喜びを覚えて誘う、とかね。まあ僕は典型的なこのタイプなんだけど。

見返りを求めるわけじゃないけど楽しませたい!自分も楽しみたい!という2つの理由が重なった時、僕は遊びやデートに誘いたくなるんだなって気がついた。

 

そんなこんなで今日はもしも僕と同じような誤解をしている人がいたら気がついて欲しいなと思って書いてみたけど、どうだっただろう。

ほとんどの人からしたら当たり前なんだろうけど、自分は割と最近まで誤解していたよ。

 

だからもし、今恋人がいる人で自分からは誘っているのに相手からは誘われないから両思いじゃないかもって思っている人がいたら、こういうことを思い出して欲しいな。

いろんなタイプがいるんだよ。受け身の中にもいろいろいる。ネタバレなしで楽しみたいタイプからもしれないし、純粋に誘うのが苦手っていうのもあるよね。

ほら、会いたい時に連絡しても実際に会えるまでにはスケジュールを合わせるのに時間がかかったりするだろ?

だから、自分が会いたい時にちゃんと会えるように誘うのって結構コツがいるんだよね、会いたいよりも少し早く誘わなくちゃいけない。これ結構難しくない?

だから君はこんなに難しいことをやり遂げていることを誇りに思って、こりゃあ相手には難しいかもなあなんて寛大な気持ちを持つといいかもね。

 

なんか求められていないのに恋愛相談みたいになっちゃった。

じゃあ、明日も頑張ろうね!

おやすみ~。