思春期と倦怠期

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理不尽な人と接するときは防衛機制を知るといいよ。

こんにちは、小嶋です。

 

普段、電車で通学していると理不尽な人をよく見かけます。

 

電車が遅れている時に目の前の駅員さんに「なんとかしろよ! ふざけんな!」と怒鳴る人とかですね。

 

で、こういう理不尽は当然、電車に限らず自分自身に降りかかることもしばしばあるのですが、そんな時に精神分析の理論である「防衛規制」について知っていると、少しは相手のことが理解できていいのかなあと思います。

 

防衛規制とは、受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的カニズムのことです。(by防衛機制 - Wikipedia

 

要は、人は辛い時にどういう行動をとって不安を取り除くかっていうことですね。

これにはいろいろ種類があるので、詳しくはWikiを見てください。

 

個人的にここで大事なのは、防衛機制は無意識によって行われるということなんですよね。

だから、周りから見れば理不尽であり、わけがわからないのも当然なんです。

 

例えば、八当たりという行為は、問題の解決にならないし、本人は嫌われるし、一見とても非合理的な行為に見えます。

しかし、防衛機制でいうと八当たりは「置き換え」というものに該当し、欲求(怒り、悲しみなど)を本人にぶつけられないから、別のものにぶつけて充足させる行為として分類されています。

 

つまり、自分の辛さを解消するために無意識的に八当たりが起こるということは人間の心理的によくあることなのです。

 

論理的には意味不明でも、心理学的には当たり前のこと。

 

そう思うと、少しは理不尽さが薄れるかもしれません。

 

防衛機制には他にも、自分の中にある受け入れがたい感情や欲動を外部に映し出す「投影」というものもあります。

「私は彼を憎む」から「彼は私を憎む」といったようになることですね。

 

このように、防衛機制は、八当たりという具体的な手段として現れることもあれば、認知の歪みとして内部的手段が取られることもあります。

 

 

周りからすれば、ますます理不尽ですよね。

 

 

 

正直、相手がこういう種類の防衛機制をしているとわかったところで、無意識で行っているものを改善させることは難しいです。

 

でも、もしあなたの大切な人に理不尽な行為を取られたときにはぜひ「防衛機制」のことを思い出してみてください。

そして、人間の心理的に当たり前のことだからしょうがない。きっとこれが辛いからこうなんだろうな、と思って優しくしたり、

今は自分がもたないけど問題が解決したら解消すると信じて離れたりと行動してくれたらなと思います。

 

 

大切な人の辛さや悲しさのサインの見逃さないためにも、防衛機制について一度勉強してみてはいかがでしょうか